橙の山に
土日を使った親戚の法事で俺は地元に戻ってきた。
俺はそこで久しぶりに幼なじみ修平と話す。
…と言うか家族に買い物を頼まれたスーパーで修平に会ったんやけどね。
「久しぶりやなあこうちゃん」
「ほんま。前会うたんは…えっと」
「今年の正月ぐらいやろ。どないしたん」
「潮見の、おいやんの13回忌」
「日曜の夜にもどるんか?」
「うん」
その時修平はちょっと眉をよせて首を傾げた。
「時間あったらちょっと話さへん?」
勿論断る理由もない。
俺も修平と喋るのは久しぶりやったし。
まずはお遣いの買い物を済ませてからな、と言うとならお前の家まで付き合うわ、と言う。
修平の家は潮見のじいちゃん家と同じ班…つまりは近所。
「俺も家によってお菓子んか何か持ってきちゃ。」
「ほな俺も飲むもの取ってくる。お供えあるさけ」
「話さへん?」
などと改まったところで別段込み入った話はなかったように思う。
ただ頻繁に会わなかった2年分の、世間話をしていた。
2年。
正直銀誓館に移ってからは時間の経つのが早くて実感はなかったが時間は確実に経っていたんや、と今更思う。
俺が転校する中2の頃は背丈の変わり映えなどなかったのに…。
「しゅーちゃん、おま、背、幾つなんの?」
「おれか。175」
「やっぱ俺よりだいぶ大きい思うた…」
「こうちゃんは?」
「168…やったかな」
「前からしたら伸びたわ」
「うーん、そりゃァなァ…けどな、チサは153ほどで止まってンねんで」
「ちさちゃんか。そーいや小学校の頃と背が変わってへん気がする…」
「あいつなー、生理来たからもう背ェ伸びへんて、そない言うてる」
じ、と修平が俺を見るのが解った。
「・・・」
「あ、なに?」
「おま、こうちゃん。高校男子が生理とかあんまり言わんほうがエエと思う」
「・・・そうか。ついチサにつられて。あ、ま、でも確かにそうやな」
「やろ?」
「俺よー、姉貴も従姉妹も妹もあるやろ。慣れてもてんねん」
「そうとは思うたけど」
「チサなんか…今回俺土日だけ帰ってきたやろ。金曜の夜にこっち戻ってきたわけやけど…土曜の朝起きたら何言うたと思う」
「・・・あさ?」
「そ。朝」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・」
「おい。あんまり意味深に考えンなや。
洸、あんたやっぱり男の子やねー、すね毛が濃くなってるわ、て言うンやで。どう思う?」
「はぁ、すね毛…」
「あいつは濃くなってるとか抜かしたけど正直俺じいちゃんみたいにもさもさってワケでも」
「まぁ、高校の男が足ツルツルでもちょっとな…」
「そやろ、そんなん髪と一緒でのびるもん、しゃぁないやン。足はともかく俺はまだ髭とかないけどよぉ」
「あー…髭はおれんち濃い家系や。」
「ふうん、ほなしゅーちゃん毎朝剃らなアカン?」
「そこまではないけど」
「なにしろ俺ンちあけすけやねん、そゆ事。
オカンにしてからに小さかった兄貴と姉ちゃん連れて家族旅行行ったときに盛り上がって、やっちゃったらあんたらデキてねえ、しかも大当たりで二人も入ってたって、アタシびっくり!とか言いよるし」
「ろこつやなー…」
「そんで兄貴は出来ちゃった結婚やろ?オカンが俺にも注意しろっていうて」
「ああ、それでおま、中学校のときあんなモン…」
「ヒニンのゴムな…しかも「男のたしなみよ!」って書いてあって。
後ろの…いやクラスの女子の視線がもう針のむしろで。
俺めまいしたわ」
修平が当時を思いだして俺の背中をバンバン叩いて笑った。
ま、俺自身も今更の笑い話やけどね。
そんな本当に他愛ない話をしながら俺は修平と段々畑の道を登っていった。
小さい頃よく遊びに来たみかんトロッコのある小さい山。
10分程度で山頂の、その山からは対面に紅葉とみかん畑の連なる山。
少し前方に入り江から続く海が見える。
ICです
============================================
この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』の世界観を元に、
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したお客様に、
著作権は上原ひよに、
全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
============================================
洸太の笑顔ICです。
高校生になってちょっと落ち着いた笑顔のICを、と思い描いて頂きました。
ちょっと他の思惑とか心境の変化とかもあったのです。
過去納品を見ていて色味がすごく好きだったのでお願いした絵師さま。
私、ほわーとした色合い好きなようですねえ…。
上原ひよ絵師さま、ありがとうございました。
禁断の恋
あら、一体なんでしょう、このタイトルは。
うーん、つい最近俺の請けた仕事と関係が…?
ちぅか、初めてナイトメア依頼を請けたんやけど、それがまたホンマ悪夢。
浮かない顔やね、…この時期やから戦争関係とか?
いんや。えーっとな、・・・・・・
学園祭
今年の水着コンテストも見る側に廻ることにしました。
さよか…
なんか過激な水着にしたんちゃうん?
そんなに過激でもないですよ?
ビキニをお願いはしましたけどすごくハイレグとかでもないし。これはさすがに運と、絵師さんのスケジュールもありますからね。
でも残念だわ。
今年は私(+PL)、お仕事があるから学祭は行けないかも…。
同PLから
言わずものがなやけど俺も参加難しい。
投票は間に合えば行きたいけどな。
せめて知り合いとか。
そうやね、結社うちでコンテスト出る子おったら応援しに行きたいわ。
洸ちゃんは出るン?
知ってきかんとってくれる、凪子。
出やンて。大体俺、授業用の水着しか持ってへんもン。海とかのんは実家置いてきてんソ。
あら、やっぱり。
ところで今回、テストの成績良かったみたいやね。
うちが勉強教えたん効いたンかな。
そら解らん。今回良かったンて理数系やしな…凪子は文系やろう?
と思いますよ。
そーかー、洸ちゃん、理数系かー。
男の子って理数得意な子多いわな?
能の仕組みとかそんなん関係あるンやろか?
多少はあるンちゃう?
一概には言えやンとしてもよ。
・・・
能と言えば。昨日洸ちゃんかなり挙動不審(夜中の冷蔵庫を開けるけど何も取らない。本を読もうとするがすぐ閉じるの繰り返し。やたら溜息)にウロウロしてましたが…あれは…
ははは。
・・・
忘れて。
うふふ。よけい気になります。
あ、でも洸ちゃん、うちの冷蔵庫の中にエロ本とか無いから探しても…
誰がエロ本探してる言うてん…いらんわ。
チサの持ってきた変なエロ本、まだ本棚にあるし。
本棚と言うことは…
使わへんの?
使うンやったら堂々と本棚に置けへんわ!
ちぅか普通隠すやろ、そーゆー本は!欲しかったらあの本やるさけ持っていきや!
うちもいらん。
と言うことはあれとは別にエッチな本が…
無いちぅねん。
忘れてると思うけど俺は居候の身やで、エロ本ら持っておけへんわ。
ならあの挙動不審は恋煩いですね。
どれ、おねーさんに、いうてみー?
恋煩いかもしれへんけど、凪子にはでったい(絶対)言えへん。
よけい俺混乱するわ。
ちょっとあんた、…何気なく失礼やね!
星を見るなら・・・
============================================
この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』の世界観を元に、
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したお客様に、
著作権は高津三和に、
全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
============================================
薫風の頃も過ぎ・・・
タイトルとは関係ないけど拾い物バトンな。
…そういやもう凪子は学生違うから去年を思い出してこたえて貰おか。
え?うちも答えるン?

凪ちゃん、ほなうちもやる♪洸みたいなおかしなチカラ無い普通の学生ちぅことでv
おかしな…てまァ普通はそう思うか。でもカードに能力封じてるうちは俺らもただの学生やからな。
卒業。
制服の胸のボタンを〜♪
反対のホームに立つ二人…と、コレは声が高すぎて俺には歌いきれん。
あの学校はボタンがいっぱいあるけど…
凪子、卒業おめでとな。
まァ無事に卒業できて良かったいしょ。
せやね、…とは言うてもうち能力者はやめへんからもう暫く学校には顔出すねんけど。
さよか。
俺は高校に進学…高校になるまでに背ェ170ほど欲しかったなァ。
高校になったら伸びるかもしれへんもン、楽しみにしとき。
男の子は高校で変わるもんやから。
…姉貴と同じような事言うやン。
うちの卒業より。
…な、な、な、な?洸ちゃん、今年のバレンタイン、どうやったん?
ねこみみIC
============================================
この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する
『シルバーレイン』の世界観を元に、
株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したお客様に、
著作権は羽月ことりに、
全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
============================================
ネコミミ+しっぽIC。
ついにお願いしてしまいました!かわいいー!
恋人キャラさんの猫耳エプロンにこそっと合わせようなかな…と思ったのですが新BUのアオザイで描いて貰いました。
フランスパンなのはPLが好きだからです。
ティーカップとかも考えたんですがICは描く面積小さいし…
50*50の小さい中にこんな可愛いのを!
ことり絵師様ありがとうございます!


